プロフィール
沖縄本島の北に浮かぶ小さな島、伊是名島(いぜなじま)出身
10代から三線を取り入れた新しいスタイルの楽曲作りを始める
2007年1月 『夏鮮想歌～かっせんそうか～』でインディーズデビュー
2010年5月 ビクターよりシングル『先生』でメジャーデビュー
サマーソニック、神宮花火大会・24時間TV・NHK「SONGS」、などにも出演
2022年4月　アルバム『南国ビート』をリリース
2023年4月1日～出身地である、伊是名島の観光大使に就任

・沖縄県立芸術大学・琉球古典音楽学科卒業
・琉球古典音楽・安富祖流弦声会、三線の教師免許も持つ

「沖縄発 まごころの風　伊禮俊一」
伊禮俊一の生まれ故郷は、沖縄本島から車で90分、フェリーで50分を要する小さな離島 伊是名島。手つかずの自然とエメラルドグリーンの海、果てしなく青い空を有する美しい島は、琉球国王・尚円王の生誕地としても知られ史跡や神聖な場所も多い。誇り高くも何もかもを受け入れてくれるような島独特の空気感、ゆっくりと流れる時間が大らかで温かい。そして島民も同様の温かさと包容力を持っている。
伊禮俊一もまた生まれながらに伊是名島の風土と気質を受けついでいる。
中学生で伊是名尚円太鼓を学び、高校では郷土芸能コースで本格的に三線を始める。大学で琉球古典音楽を専攻して、琉球古典芸能コンクール安冨祖流三線部門で最高賞を受賞し、安富祖流古典音楽の教師免許を取得する。
沖縄の源流音楽をしっかりと心身に宿らせて取り組んだ楽曲は、自由で新しい。その魂が刻み続けたと思える特大の優しさと大らかさが音楽性に溢れている。突き抜ける声は海や空を描き、響く音は心の奥を熱くさせ、躍り出さずにはいられなくなる。伊禮俊一の音楽は風のようにサッと吹いて、一瞬にして人の持つ感情に直接触れる。そして解放感と安らぎを与えて次の扉を開いてくれる。
彼の音楽の原点には常にそんな「風」がある。目には映らなくとも心や肌で感じる「風」を三線の音色に乗せ歌う。それは彼が培ってきた小さな島ならではの人々との温かい繋がり、他にはない美しい風景や文化が作り上げた伊禮俊一だけの「まごころの風」だ。